ぶりとらぶ

大竹家

大竹家

場所は大竹家の居間。談話するは悪友同士の深山緋影と大竹剛。

現在の時刻は夕方の六時。

緋影は一拍間を置いて、

「……そうだな。夜を待って行動を開始、だな。現在、彼女は主に人通りの少ない場所で夜に目撃されてるようだからな。人通りの少ない場所をピックアップしておいた。この地点を重点的に回る。」

 気が進まなさそうに答えた。

正直こんなことはやりたくない。はっきり言って成り行き上こうなってしまっただけだ。小川の件をこのまま放り出すのはあまりにも寝覚めが悪過ぎる上に大竹を放っておくととてもマズイ。

 「そうと決まりゃ、とっとと寝て体力を温存しようぜ」

 そう言って大竹は布団を引き始めた。

「そんじゃ、俺は寝るわ。お休み」

 彼は十秒もしないうちにすやすやと寝息を立て始めた。まるでどこかの某漫画の主人公のようだ。

 「……俺も寝るか」

 緋影も大竹に倣って布団を引き始めた。